物語を汚さなければ、多少のデタラメもまあ良し!! | まきしま日記~イルカは空想家~

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

俺が最も敬愛するブロガーさんに、
歴史小説を専門に書いている方がいる。

その方が以前ブログで、”時代考証”について論じていた。

時代考証とはザックリ言うと、
「時代背景にデタラメを書いちゃダメよ」ということだ。

例えば、日本の戦国時代を物語に描いたとする。

極端な話、その中において、
戦車や戦闘機が登場してしまったら、もう台無しである。

特に歴史ものを取り扱う作家さんは、
当時の社会や文化を徹底的に調べ上げる必要があるのだ。



しかしながら、俺は思う。

物語の本旨を大きく損なわない限りにおいて、
多少の時代考証ミスは、許されるのではないだろうか?



1980年公開、『映画ドラえもん のび太の恐竜』。

作中において、ティラノサウルスとブロントサウルス
(後にアパトサウルスと同種と判明)が激しい死闘を演じている。

しかし、これは大いなる時代考証ミスである。

アパトサウルスの生息期はジュラ紀後期(1億5000万年前)、
ティラノサウルスの生息期は白亜紀後期(7000万年前)。

実に8000万年もの時代錯誤が生じているのである。



ところがだ。『ドラえもん』の作者・故藤子・F・不二雄は、
非常によく恐竜に精通していたことで知られる。

そんな藤子F氏が、この俺でも常識的に知るような、
初歩的な時代考証ミスを犯すだろうか?

それはとても考えられない。

以下、あくまで俺の憶測であるが。
藤子F氏は、”全て承知の上”だったのではないか?

史実に反してまで、”最大級の恐竜”アパトサウルスと、
”最強の恐竜”ティラノサウルスの闘いを盛り込んだ。

結果、両者の対決シーンは迫力満点の見せ場となったのだ。



やや話が反れてしまったが、つまり俺が何を言いたいか?

「物語を汚さなければ、多少のデタラメもまあ良し」、
それが一読者・視聴者としての、俺の見解である。





  ◆日本を代表する漫画家と言えば?
    (「gooランキング」より)

  1位 手塚治虫 (代表作/鉄腕アトム)  10751票

  2位 藤子・F・不二雄 (ドラえもん)  4715票
  3位 鳥山明 (ドラゴンボール)  3704票
  4位 尾田栄一郎 (ONE PIECE)  2212票

  5位 藤子不二雄A (笑ゥせぇるすまん)  833票
  6位 井上雄彦 (SLAM DUNK)  610票
  7位 松本零士 (宇宙戦艦ヤマト)  517票
  8位 あだち充 (タッチ)  506票
  9位 青山剛昌 (名探偵コナン)  457票
  10位 赤塚不二夫 (天才バカボン)  443票

                       (以下省略)