昔も今も、超常現象はネタに尽きない。
心霊、UFO、未確認生物…信憑性はピンキリあれど、
体験談、目撃談は枚挙に暇がない。
ちなみに俺は、これらの類は一切信じていない。
しかしだからと言って、一体何を以て、
超常現象は存在しないと断じることが出来よう?
超常現象の是非につき、俺の立場を明確にするならば、
以下のような言い方が適当であろう。
「俺は極めて高い確率で、超常現象は存在しないと考える。
しかしこの見解について、確たる根拠はない」
科学信奉者たちは、超常現象を否定して、
しばしば下のような発言をする。
「もし超常現象が存在するならば、科学的な証拠を示せ!」
しかしよくよく考えると、
この言い方は公平性に欠き、実に非論理的だ。
もし俺が、超常現象を肯定する立場にあるならば、
次のように言い返すだろう。
「ならば超常現象が存在しないということを、
科学的に立証してみせよ!!」