
私は漫画 派!
どういう訳か、俺の周りにはインテリが多い。
そして彼らは、往々にして読書家だ。
ちなみに俺は活字嫌い、書籍の類はほとんど読まない。
「よく文字だらけの本に耐えられるな」
俺にしてみたら、彼らはまさに尊敬に値する。
もちろん、教養は多いに越したことはない。
本を読み得た知識は、彼らに人生の道しるべを啓示し、
また彼らに精神的豊かさをもたらすだろう。
しかし中には、思わず首をかしげたくなる者もいる。
「本を”ファッションとして”身にまとう者たち」だ。
彼らにとって重要なのは、
「高名な作家の名高い作品を読んだ」というブランドである。
よって、漫画やアニメといった権威なきサブカルチャーは、
徹底的に蔑視する。
彼らはまるで、ナイキのシューズ感覚で司馬遼太郎を読み、
エルメスのバック感覚で吉川英治を読む。
彼らにとって読書とは、自分の知識人たる自尊心を満たし、
無教養な者に対し優越感に浸る、それだけの手段だ。
例えば、何十冊何百冊と書籍を読みあさっても、
そこから何の成長も得られない者もいる。
一方で、たった1冊の漫画本から、
生きるための導きを見出す者もいる。
肝心なのは、どれだけ多くの知識を得たかではなく、
どのようにして知識を活かすかである。
ならば、読書で着飾った自尊心や優越感などは脱ぎ捨て、
謙虚にそして真摯に、1冊の本と向き合うべきだろう。
◆教育者に聞いた世界に誇れる日本の名作
(日テレ『世界一受けたい授業』より)
1位 富嶽三十六景・神奈川沖浪裏 (絵画)
2位 ドラえもん (漫画・アニメ)
3位 アンパンマン (漫画・アニメ)
4位 まんが日本昔ばなし (漫画・アニメ)
5位 かさじぞう (童話・絵本)
6位 走れメロス (童話・絵本)
7位 源氏物語 (小説)
8位 はだしのゲン (漫画・アニメ)
9位 ごんぎつね (童話・絵本)
10位 ぐりとぐら (童話・絵本)
11位 鶴の恩返し (童話・絵本)
12位 泣いた赤おに (童話・絵本)
13位 てぶくろをかいに (童話・絵本)
14位 銀河鉄道の夜 (童話・絵本)
15位 100万回生きたねこ (童話・絵本)
16位 SLAM DUNK (漫画・アニメ)
17位 ONE PIECE (漫画・アニメ)
18位 相田みつを詩集 (詩歌)
19位 ブラック・ジャック (漫画・アニメ)
20位 かぐや姫 (童話・絵本)
(以下省略)