かねてより、どうしても不思議に思うことがある。
なぜ鏡で見る自分の顔と、
実際の自分の顔は全く違ってくるのだろうか?
鏡の中に映る顔と、普段人に見せている顔。
それが違うのはまだ分かる。
鏡を見る時、恐らく俺は、
無意識に顔を作っているであろうからだ。
しかしそんなことを言ったら、
カメラの前でも俺は間違いなく顔を作っているはずだ。
なのに写真で見る自分、
鏡とは全く別人なのはなぜであろうか?
さて現在、俺の身長は177cm、体重は67kg。
しかし大学浪人時代、
受験のストレスで体重が52kgまで落ちたことがある。
その時でさえ、1日1回は鏡で見る自分の顔、
その変化に俺は全く気付かなかった。
ところが友人に携帯で顔を撮ってもらった時。
そこに写っていたのは…
マイケル・ジャクソンの『スリラー』、
そのバックで踊っているゾンビであった!!
鏡を通して見る限り、
そんな病的変貌さえ、全く気付かない自分が怖い。