太陽の1万倍以上!?超巨星についての考察 | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

今さら言うまでもないことだが、
宇宙のスケールで見た時、我々の地球はあまりにも小さい。

地球の直径1万2000kmに対し、
太陽の直径は139万km!実に地球の109倍にもなる!!

ならば太陽が規格外にバカでかいのだろうか?

いやいや、広い宇宙を見渡せば、
太陽よりも巨大な星は、それこそゴロゴロと存在する!!




例えば今、地球の大きさを、
直径1.2cm、パチンコ玉くらいだとしよう!

すると太陽系最大の惑星・木星は14cm、
だいたい野球ボールくらいの大きさだ。

そして太陽の直径は1.4m、
ちょうど運動会の大玉転がしの大玉くらいのサイズになる。

さて、ここからが宇宙の神秘と驚異、その本領発揮である!!

地球から見て全天で最も明るい恒星、
シリウスの直径は2.3m、太陽のおよそ2倍。

ポルックスは11m、アークトゥルスは22m。
そしてリゲルの直径は97m、これは野球場ほどの大きさだ!

すでに太陽などまるで比較にならない巨星が揃い踏み、
しかしこれは、まだまだほんの序の口に過ぎない。

ケンタレスの直径は970m、
これは地球の公転軌道のおよそ3倍のサイズだ!

おおいぬ座VY星は1.9km、いて座KW星は2km、
さらにウエスタールンド1-26の直径は3.5km。

そして現在知られる最大の恒星はL1551-IRSS!
その直径はなんと太陽の1万倍以上!!

地球をパチンコ玉、太陽を運動会の大玉とするならば…

L1551-IRSSは直径14.7km!
山手線を丸々飲み込んでしまう、とんでもない超巨星だ!!




以上、宇宙には太陽の1万倍以上の巨大恒星が存在する!

大方の人にしてみれば「へえ、そうなんだ」、
しかし俺にとっては、聞き流すことの出来ない大疑問だ!!

(1)そんな巨大な星が、自分自身の重力に押し潰されず、
一体どんな斥力で星の形を保っているのだろうか?

仮にL1551-IRSSの平均密度が太陽と等しいとするならば、
その質量は直径の3乗に比例して実に太陽の1兆倍!!

ちなみに我々の太陽系が属する天の川銀河には、
大小様々、しかし平均すると太陽サイズの恒星が数千億個。

つまり!超巨星L1551-IRSSはそれ単体で、
銀河1つ分にも匹敵する質量と重力を持つことになる!!

我々の太陽は自身の重力、核融合反応による斥力、
そのバランスによって恒星としての形状を保っている。

しかし、L1551-IRSSは銀河1個分の極大重力!

それに対抗して、恒星としての形と大きさを保つ巨大な斥力、
果たして恒星内部の核反応で発生し得るのだろうか?




(2)銀河並みの質量と重力を持つ超巨星が、
銀河内の引力バランスを崩さず、これに属せるのだろうか?

周知の通り、我々の地球を含む太陽系の惑星は、
太陽の引力に従って太陽の周りを公転している。

同様にして太陽系もまた、天の川銀河に属し、
その外縁を2億年かけて周回している。

各恒星同士の引力バランスによって、我々の天の川銀河は、
きれいな円盤型の形状を保っているのだ!

しかし、銀河自体にも匹敵する質量と重力、
そんなバケモノみたいな星が銀河内に存在したら…

銀河の引力バランスが崩れ、形状が崩壊しないだろうか?




以上、個人的疑問は尽きない訳だが…

では、もしもこのL1551-IRRSが、
我々の天の川銀河に飛び込んで来たらどうなるか?

ちなみに俺は文系卒、数学の心得も物理の心得もない!
よってド素人の発想で憶測するしかないのだが…

まずL1551-IRSS自体が数十年~数百年の超短期間で、
自重で押し潰され収縮、ブラックホールと化す!

そして天の川銀河内の恒星・惑星は数十億年かけ、
このモンスター級のブラックホールに全て吸収されよう!!

天の川銀河、あまりに悲惨すぎる結末である!!