どんよりとした曇り空。
JRK駅を降りて、今通うジョブスクールまで徒歩10分。
鉛のような足取りでトボトボトボ…
傘は持っていない。もし降り出したら最悪だ。
「いつになくテンション上がらねえ…今日はマジでだるい。
気のせいか、空まで低いような…」
多分気のせいではない。
なぜ曇り空は低いのか?
恐らくそれは、雨雲が水滴を含んでいるからだ。
晴天の白い雲、その成分は水蒸気である。
一方、大量に液体の水を含んだ雨雲は、
当然水蒸気の雲より重くなる。
すると雨雲は気圧の低い、すなわち大気の、
単位体積当たりの重量が小さい上空にとどまれなくなる。
よって雨雲は、気圧の高い低空まで下がって来るのだ。
考えてみりゃ当たり前の話だ。
こんな疑問はあと20年早く、
中学生の時にでも自己解決しておくべきだった。
そんなことを思いつつ、ジョブスクールへトボトボトボ…