子供の頃、俺が夢中になって読んだ漫画と言えば、
手塚治虫、そして藤子・F・不二雄作品である。
さて先日、ネットで誰かが言っていた。
「手塚治虫は漫画の神様と言われるが、
『サザエさん』、『ドラえもん』並の有名作を残していない!」
なるほど、言われて見れば確かにその通りなのだ。
手塚治虫、藤子・F・不二雄両氏の功績、
まさに象徴的に表れたのが、以前テレビのアンケート企画だ。
昨年10月放送、日テレ『世界一受けたい授業SP』、
「教育者に聞いた世界に誇れる日本の名作ベスト50」
様々な芸術・娯楽分野から、漫画・アニメ作品のみをピックアップ!
2位 ドラえもん (藤子・F・不二雄)
3位 アンパンマン (やなせたかし)
4位 まんが日本昔ばなし (―)
8位 はだしのゲン (中沢啓治)
16位 SLAM DUNK (井上雄彦)
17位 ONE PIECE (尾田栄一郎)
19位 ブラックジャック (手塚治虫)
21位 鉄腕アトム (手塚治虫)
26位 ドラゴンボール (鳥山明)
35位 ゲゲゲの鬼太郎 (水木しげる)
38位 となりのトトロ (宮崎駿)
40位 美味しんぼ (雁屋哲・花咲アキラ)
41位 巨人の星 (梶原一騎・川崎のぼる)
42位 機動戦士ガンダム (冨野喜幸・矢立肇)
47位 ジャングル大帝 (手塚治虫)
49位 名探偵コナン (青山剛昌)
漫画・アニメ作品の最高位は、藤子・F・不二雄の『ドラえもん』!
また手塚治虫は、全芸術・娯楽分野を通じて作家別最多、
実に3作品がベスト50にランクイン!
甲も乙もなく、両氏はまさに対極的だ!
藤子・F・不二雄の功績は『ドラえもん』に集約される。
一方、手塚治虫の功績は一作品のみを以ては語れない。