4つの尺度からJ-POPを解析する | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

どうも、自称J-POP評論家・まきしまです。

これまで俺は、主にCD売上の尺度からJ-POPを解析してきたが、
たまには全く異なる尺度から、考察を試みたい。

よって俺は、以下4つの尺度を掲げる!




(1)アイドル性

楽曲のみならず、自身の容姿やパーソナリティによって、
支持を受けるミュージシャンの尺度である。

その最たる例は、AKB48!

(2)アーティスト性

アイドル性とは対極に位置し、
純粋に楽曲のクオリティで支持を得るミュージシャンの尺度だ。

最たる例は、Mr.Children!

(3)広範性

老若男女を問わず大衆に広く支持され、
国民的認知度を誇るミュージシャンの尺度である。

その最たる例は、嵐!

(4)限定性

広範性とは対極に位置し、
一部の熱狂的ファンから根強く支持されるミュージシャンの尺度だ。

最たる例は、B'z!




J-POP史25年!各世代を代表するミュージシャン12組を、
ここにサンプルとして挙げる。

  B'z  Mr.Children  SMAP  安室奈美恵
  GLAY  宇多田ヒカル  浜崎あゆみ  倖田來未
  コブクロ  EXILE  嵐  AKB48

そして各ミュージシャンを、上記4つの尺度に照らし、
各々の特性を図示したものが、以下となる!

6/8





上図を見る限り、J-POP即ち90年代以降の音楽の主流は、
「広範的なアーティスト」となる!

昭和歌謡において。

音楽の作り手と歌い手はキッパリ一線を画し、
作り手は決してメディアの表舞台に出ようとはしなかった。

しかし平成以降。

自ら作り手も担う歌手が、積極的にメディア露出し大衆の支持を得る。
それが昭和歌謡とJ-POPの決定的な違いであろう!




現在、ジャニーズ勢に始まり48グループへ、
もう7、8年にもなろうかというアイドルグループ隆盛期!

特に音楽の選り好みはない俺だが…さすがに食傷気味だ。

そろそろまた、国民的支持を誇る「広範的なアーティスト」!
登場を心待ちにしたいものである。