かねてより考えていた。
「なぜ人類は、10進法を選んだのだろうか?」
10進法。これほど扱いにくい記数法はない!
例えば、幾何学を予定するなら、6進法にすべきだった。
数論を予定するなら、8進法にすべきだった。
そして方位学、占星学を予定するなら12進法、
その方がどれほど使い勝手が良かったか!
今、10を素因数分解すると、
10=2×5
式として美しくない!そこには機能美の欠片もない!
なぜ人類は10進法などという、
不便極まりない記数法を選んでしまったのだろうか?
そんな話を、以前友人にしたところ、
「だってものを数える時って指を使うでしょ?
両手の指を合わせたら10本じゃん」
……!!!
それはまさに、目からウロコが落ちた瞬間であった。