新人女性シンガーソングライター

最近、深夜帯の音楽番組で、
しばしば新人の女性シンガーソングライターを見かける。

名前はいちいち覚えていない。
要するに、その程度の印象しかなかったということだ。

昨今の傾向なのか、彼女らに総じて言えることは、
すでにアーティストとして完成している。

逆に言うならば、全く伸びしろがないということだ。



ちなみに俺は、かつてYUIファンだった。

デビュー当時のYUIは、まさに「原石」そのものだ。
とんでもない伸びしろを感じさせられた。

しかし、YUIがYUI名義での活動を終えた今、思う。
彼女は最後まで「原石」のままだった。

デビュー当時に期待させた伸びしろ、
彼女はとうとうそれを使いきらずに終わってしまった。



そんな経験からか、最近の俺は、
すでに完成した新人アーティストも良いかと思っている。

恐らく彼女らの楽曲であれば、
ある一定水準のクオリティを約束してくれるだろう。

しかし残念ながら、小さくまとまってしまった彼女らが
第一線で時代を牽引することはないだろう。

同じ「完成品」として、宇多田ヒカルの器ではない。