冲方丁「光圀伝」三年振りでした
冲方丁が奥さんに対するDVで逮捕のニュースに接しました。この報道を機に廊下の本箱より「光圀伝」を取り出しました。昨日は独り勤務夜勤だったのでむさぼるように読みました。
①冲方丁(うぶかた・とう)「光圀伝」、角川書店
②1900円(税別)、751ページ(400字原稿用紙1500枚)
③初版発行…平成24年8月31日、3年前になります
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徳川光圀に関する小説は、昭和55年(1980年)講談社文庫の村上元三「水戸黄門」全八巻も本箱に並んでいます。35年前の発行で大作ですが何回も読み直しています。読んでみた二つのとにかく長い大作の印象は、「水戸黄門」が歴史小説で「光圀伝」が時代小説と云う事です。「水戸黄門」からは初期江戸幕府の歴史的背景が十二分に読み取れましたが、「光圀伝」の時代はいつ?が感想です。