大雨特別警報が茨城から宮城へ
大雨特別警報と云う耳馴れない警報が栃木県で発令され、日光連山を中心とする地域で降った大雨が鬼怒川に流入して常総市で堤防が決壊して大氾濫となってしまいました。茨城県にも発令されていた大雨特別警報は宮城県に飛び火し、中小河川が氾濫して茨城程ではないが大災害でした。
+
江戸幕府の治水事業で現在の利根川が形造られました。基本的には江戸を洪水から守ると云う発想だったのでしょう。群馬県を水源に中流域に栃木県と埼玉県があり、茨城県と千葉県境を経て太平洋に流れ込む流域面積日本一の大河です。今回氾濫した鬼怒川は大河利根川の支流ということになります。
鬼怒川の不幸はこの大河の支流だったことにあるようです。本流の水位が高まり支流から流入出来なかった事が原因です。江戸幕府が地球温暖化を予測出来る訳がありません。