「火花」を読んだが案の定でした | 偏屈な親父による「デジタルカメラ」ぶらり日記

「火花」を読んだが案の定でした

●撮影日…2013年(平成25年)8月21日

第153回芥川龍之介賞選考委員会が七月十六日午後五時から東京・築地「新喜楽」で開催され、受賞作は羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」と又吉直樹「火花」でした。

文芸春秋9月号掲載の「火花」を読みましたが案の定でした。文学界に発表され単行本となりベストセラーになった時から題名をずっと不覚にも「花火」と長い間勘違いしていました。

宮本輝選評…読み始めると生硬な文学的に表現のなかに純でひたむきなものを感じはじめた。抑えた筆でよく~

とにかくも長い小説でした。山田詠美は処女作をウェルダンと表現したが熟成された感は無かった。硬い文章を長々と読み進めても芸人たちの風景が全く描けなかったのが残念でしたし、単調で描写が上滑りして少々大々退屈でした。