「紫陽花紀行」・弘願寺（那珂市）

「弘願寺」は、臨済宗円覚寺派の禅寺です。茨城県内那珂川流域の八つの寺で『開運「花の寺めぐり」』が行われており、「弘願寺」は八番に当りラストです。

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創建は室町期の１３６０年代で、南北朝の争いで足利方の北朝についた佐竹氏が常陸国の戦いで勝利し、久慈川を渡り那珂川流域まで進出しました。

最初は常陸国二之宮・静神社境内にあり、付属寺として発展しました。現在の地に移されたのは、寛文８年（１６６８年）徳川光圀の時代です。佐竹恩顧の寺で、光圀の佐竹排除の犠牲になった寺のようです。

「くすぐり地蔵」でも名高い寺です。自分の身体の悪い部分を触ってから、地蔵の同じ所を触ると治癒するといわれている。

旧瓜連町に根差した、こじんまりとした良い寺です。梅雨の蒸し暑い日に、檀家のボランティアらしき人達、１０人位が草むしり作業をしていました。