瓜連城址「常福寺」の八重桜
茨城県那珂市(旧瓜連町)「常福寺」本堂。このあたりが「瓜連城」の本丸があった場所と言われている。
【瓜連城】
●築城時期は鎌倉時代と推定される。
■鎌倉時代に那珂台地の支配者だった那珂氏関連の城か?
◆那珂台地の最北に位置し、棚倉街道に面した交通の要衝。
★鎌倉時代の佐竹氏勢力範囲は久慈川以北で、那珂台地に及ばない。
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【南北朝の争乱】
●北朝方(足利尊氏)…佐竹貞義・義篤の父子
■南朝方(後醍醐天皇)…楠木正成の甥・楠木正家
◆延元元年(1336年)瓜連城が落城し、北朝・佐竹氏が勝利した。
★南朝方の瓜連城へのこだわり…南朝方の有力な荘園があったから。
「常福寺」の北側一面に「瓜連城」の遺構が残っている。土塁の斜面に遅咲きの「八重桜」が咲き乱れていた。