で、いきなり二回目は私の好きなラーメンの事を書きます。
ここでラーメン二郎を繰り出してきてもわからない人にはわからな
いと思いますが、このラーメン二郎とは東京都区港区三田に本店
があり(慶応大学のすぐ近くです)、主に関東圏を中心にここで修
行した人たちがのれん分けみたいな形で店舗を出店しています。
味は・・・んー、どう表現するか。Wikiには「スープは豚の脂が混じ
り脂肪分が多い。豚肉を主な材料とした出汁に、醤油味のタレを
加えて調製する。」「麺の上には野菜(モヤシとキャベツ)と叉焼が
載せられる。」と書いてます。こういう風に書くと知らない人なんか
は「何、背脂こってりギトギト系?」って思うかもしれませんが、これ
とも違うし・・・。まあ、イメージとしたらよくラーメンの上に野菜がど
っさり載ってる画像を見るとしたらそれが二郎又はその影響を受け
ている店の可能性が大です。
一言で言うなら大量の太麺、厚切りチャーシュー、濃い背脂醤油
スープ??人によっては、「二郎はラーメンじゃない、
二郎という食べ物だ。」という人もいて、これも二郎を知る人には
納得してしまう言葉であるくらい独特のワールドを築いています。
ちなみに二郎が好きで食い歩く人たちのことをジロリアンと呼びま
す。
これを書くに当たって改めて歴史を調べてみると、創業は昭和43年
でけっこう古いんですね。創業者の山田拓美さんは「総帥」と呼ばれ
ていて現在も三田本店で店先に立っています。私が食べに行った時
も常連と思われる方と気さくに話していました。もっとも、その域に
達するのはものすごい困難と思われますが・・・。
ちなみにこの三田本店、三角形みたいな形のビルに入っていて、私
が食べに行った平日の昼も、平日なのに盛況でそのビルを囲むよ
うな形でぐるっと行列ができてました。よく「女性はラーメンを一人で
食いに行くには勇気がいる。」と言われますが、ここでは女性も髪を
ゴムで縛って一人で食べており、「さすが二郎は違う」と妙な感心の
仕方をしたものです。
それで、本店内で壁に目を転じてみると「社訓」というのが書いてあ
り、
1 清く正しく美しく、散歩に読書にニコニコ貯金、週末は釣り、ゴル
フ、写経
2 世のため人のため社会のため
3 Love&Peace&Togetherness
4 ごめんなさい、ひとこと言えるその勇気
5 味の乱れは心の乱れ、心の乱れは家庭の乱れ、家庭の乱れは
社会の乱れ、社会の乱れは国の乱れ、国の乱れは宇宙の乱れ
6 ニンニク入れますか?
と書いてあります。私は当時度肝を抜かれ(特に3。なぜ英語?)
パウチッコしてあった社訓をいただいて持って帰りました。6に書いて
あるのはまさに二郎で必ず聞かれることです。この時、コールと呼ば
れる呪文のようなものを唱えなければなりません。たとえば、野菜、
背脂多め、ニンニクかなり多めであれば「ニンニクマシマシ、ヤサイ
アブラマシ」。私はこれはたいがい「ヤサイニンニクカラメ」ですけど
最近はカラメしか言ってない感じが・・・。とにかく、量が多いので
ここで大盛りを頼んだ日にはえらいことになります。私は基本小で
いけそうなら小ブタですが、ほんと毎回戦いに臨む覚悟で食べて
います。といっても、語れるほど二郎に行けておらず、京成大久保
店固定になってますけど。
しかし、二郎のことを書くと導入でこれだけ書けてしまうんだから
やっぱスゴいな(笑)次回は二郎との出会いと京成大久保店のこと
を書きたいです。