アテネ五輪コーチの高木豊氏が指摘


来年の北京五輪金メダルへ意気上がる星野ジャパンの“落とし穴”を、04年アテネ五輪日本代表で内野守備走塁コーチ(三塁ベースコーチ)を務めた高木豊氏(48=評論家)が指摘した。

 銅メダルに終わったアテネの雪辱を念願するからこそ、心配で仕方がない。フジテレビの取材で巨人宮崎キャンプを訪れた高木氏が、アテネ戦士の高橋由らと話し込んだ後、星野ジャパンについてこう語った。

 「五輪では、三塁コーチの判断が極めて重要になります。一流選手だから任せていいのではない。逆に、プライドのある一流選手だからこそ、恥をかかせられない。想像を絶するプレッシャーのかかる五輪では、どんな一流選手でも三塁コーチの判断を仰ぐものなのです。三塁コーチが全責任を取ってあげないといけない。浩二さん(山本浩二北京五輪守備走塁コーチ)の立場はかなり厳しいでしょうね」


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星野ジャパンのカギを握る山本コーチ(左)。高木氏(円内)の提言をどう聞くか


「五輪では、三塁コーチの判断が極めて重要になります。一流選手だから任せていいのではない。逆に、プライドのある一流選手だからこそ、恥をかかせられない。想像を絶するプレッシャーのかかる五輪では、どんな一流選手でも三塁コーチの判断を仰ぐものなのです。三塁コーチが全責任を取ってあげないといけない。浩二さん(山本浩二北京五輪守備走塁コーチ)の立場はかなり厳しいでしょうね」

 実は、星野内閣発足当初から、山本コーチをアキレス腱(けん)とみる球界関係者は数多い。星野、田淵、山本の親友トリオは確かに鉄の結束を誇る。が、現役時代に通算536本塁打を放った山本コーチの「守備走塁担当」には誰が聞いても違和感がある上、走者の信号役の三塁コーチは初体験。山本コーチ自身、「日本代表に選ばれるほどの選手なら、打球判断、状況判断はある程度自分でできるはず」と選手を当てにしているほどだ。

 さらに高木氏は、「五輪は経験があるか否かがものすごく大きい。アテネ五輪で投手コーチを務めた大野コーチの意見がどれだけ採り入れられるか-そこが鍵になるのではないか」と続けた。3人が還暦の星野内閣でひとりだけ年下の大野コーチだが、勝負どころでは最も頼りになるというワケ。

 経験がモノを言うのは選手も同様。「もしアテネ五輪主将のヤクルト・宮本の選出が年齢的(来年38歳)に苦しいとなれば、北京の主将は高橋由伸しかいないと思う。日の丸を背負ったときの由伸のファイティングスピリットはすごい。アテネでも宮本とともにチームを引っ張っていた」(高木氏)とも提言する。

 迫力十分の星野監督ら還暦トリオだが、あくまで五輪は初めて。経験者のアドバイスをどう肥やしにしていけるか…。


なるほど、山本氏が三塁コーチだと、進塁の判断には”?”がつきますね。


ここはいっそ、西武の前監督伊原氏なんか適任だろうね。


西武黄金時代、三塁コーチで的確な判断してましたし。


まあ、選手任せっていうのも逆にいいのかも。


だって試合するのは選手だし?