全国高校サッカー開幕…滝川二が順当に2回戦へ


◆第85回全国高校選手権(30日、東京・国立競技場) 開会式後に1試合だけ行われた1回戦で全日本ユース選手権を制した滝川二(兵庫)が2―0で暁星(東京B)を下し、2回戦に進出した。

 開会式では出場48校が行進し、四日市中央工(三重)の上村主将が選手宣誓した。第2日の31日は1回戦の残り15試合を行う。

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暁星―滝川二 前半、競り合う滝川二・多田(11)と暁星・寺島


滝川二が順当に2回戦へ 全国高校サッカー選手権開幕


サッカーの第85回全国高校選手権は30日、東京・国立競技場で開幕し、開会式後に1試合だけ行われた1回戦で全日本ユース選手権を制した滝川二(兵庫)が2-0で暁星(東京B)を下し、2回戦に進出した。

 滝川二は暁星の素早いプレスに苦しみ、前半を0-0で折り返した。しかし後半15分、多田がヘディングシュートを決めて均衡を破ると、同35分にも右クロスに多田が飛び込み、ボレーで追加点を奪った。

 好天に恵まれた開会式では出場48校が行進し、四日市中央工(三重)の上村主将が選手宣誓した。第2日の31日は1回戦の残り15試合を行う。


★V候補滝川二が力強い1歩 病み上がりのMF多田が2得点


 独特の緊張感が包む開幕戦で滝川二が地力を発揮した。10月に全日本ユース選手権を制した優勝候補が、2-0で初戦突破。黒田監督は「プレッシャーがあった中では上出来」と、安堵(あんど)感を漂わせた。同校を20年以上率いるベテラン監督も今大会が最後。OBの日本代表DF加地(G大阪)らの代から贈られたネクタイを締め、ベンチに座った。

 暁星の堅守を前に攻めあぐねる場面が続いたが、後半15分、浮き球に頭を合わせた多田のシュートをDFがクリアし切れずに先制。さらに同35分、再び多田が右クロスを左足で押し込み、突き放した。「1点目はラッキー。もう1点をしっかり決められて良かった」

 多田は大会前にノロウイルスに感染し、吐き気と腹痛に苦しんだ。5キロも体重が減り、4日前に練習に戻ったばかりのMFが、硬さの見られたイレブンを勢いづけた。守備でもピンチを何度もしのぎ、山本翔主将は「無失点だったことが何より収穫」と、手応えを口にした。

 主力の橘ら故障者も多いが、黒田監督は「この勝利を弾みにできれば。また国立に戻って来たい」。悲願の初優勝へ、まずは力強く1歩を踏み出した。



★車いすコーチ、暁星去る


 今大会で暁星を去ることになっていた車いすの羽中田コーチには、この試合が最後になった。2002年から指導してきたチームは0-2で敗戦。「残念だが、すがすがしい。最後まで暁星のサッカーを貫いた」と、選手をたたえた。

 山梨・韮崎高時代は全国高校選手権で3年連続ベスト4入り。思い出の国立競技場にコーチとして戻り「選手の時よりも緊張した。濃い時間を味わうことができ、今後のサッカー人生の糧になる」と、笑顔を浮かべた。

 ことし車いすの指導者としては初めて日本サッカー協会公認S級コーチの資格を取得した。今後は監督として迎えてくれるチームを探す。



★守備で健闘した暁星


 暁星はしつこい守備で優勝候補を相手に健闘した。林監督は「速さと技術ではかなわない。守ることに特化して戦おうと話していた」と、納得顔だった。

 今大会の登録25選手のうち24人が暁星中サッカー部出身。文武両道の進学校として知られ、有力選手を集めることはほとんどしていない。林監督は「勝てなかったが、うちみたいなチームが選手権に出ることは全国の学校の励みになるのでは」と話した。



★上村主将が選手宣誓


 四日市中央工の上村主将が選手宣誓の大役を果たした。日本サッカー協会が掲げる世界のトップ10入りと、新スローガンの「ALL FOR 2010!」という言葉を織り込み、「さわやかに悔いの残らないようプレーすることを誓います」と力強く宣言した。

 だが学校名で少し詰まり、自己採点は「0点です」と苦笑い。31日の初戦に向けては「やってきたことを出せば負けない。国立(ベスト4)を目指す」と、自信をうかがわせた。


そういえば今日からでした。


午前中に開幕直前番組やってたらしいけど、寝ていました・・・


さすがは全日本ユース優勝の滝川二です。


詳細は他の方のブログで。(笑)


確か、数年前に滝川二に清商がやられた気が・・・


開幕戦も国立なんだよね。


明日31日は残りの15試合が行われる。静岡じゃあ放送がないからな、静岡勢以外と準決勝と決勝のみ。


わかる範囲で更新して行きます。


もちろん、静学戦は詳細に。(笑)