団子の熟成タイム(A子ちゃんとの愛の熟成タイムでもある)
タカボンはA子ちゃんと向かい合わせに座った
タカボンはダシの取り方について説明を始めた
見つめ合う二人
その二人の間には熱い思いが通いあって…
いる訳は無いわな
だいたいA子ちゃんはずっと下を向いてメモをし続けてるし
そこでタカボンは声のトーンを少し下げた
こうすればA子ちゃんがタカボンの声が聞き取り難くなり『先生 隣に座ってもいいですか』と言うかもしれないと思ったからや
もしA子ちゃんがそう言ったらどうしよう
『ういやつじゃ ちこう寄れ』とでも言ってやろうか
等と考えていたがA子ちゃんがそんな事を言うはずも無く、レシピの説明は関西風のダシのようにあっさりと終った
続いて足踏み
菊練りへと授業は続いた
菊練りとは足踏みにより薄く延ばされた生地を丸いソフトボールのような形にする作業だ
色は乳白色
生地は熟成によりモッチリモチモチ
形は丸いソフトボールのような感じ
これがタカボンには何に見えているかは読者の皆様のご想像にお任せする
一つ言わせてもらうとすればここにレーズンが有れば…
そして授業は麺棒による延し
麺切り
湯がきへと進み
試食タイムが始まった
A子ちゃんは出来上がったばかりの釜上げ饂飩を食べ、とても美味しいと言って全て平らげた
タカボンはA子ちゃんに言った
彼氏に作ってあげたら喜ぶよと
するとA子ちゃんは悪戯っぽく微笑みながら
そうですね
じゃ饂飩作る前に彼氏作らなくちゃと言ったのでした
A子ちゃんに彼氏がいないはずは無いよね
女性と言う生き物はタカボンには理解出来ない嘘を平気でつくモノのようだ
とにもかくにもこれにて現役女子大生A子ちゃんとの3時間に及ぶ個人授業は幕を閉じたのでした
A子ちゃんは受講料を払い『先生 有り難うございました』と言いアンジュを後にしたのでした
現役女子大生との語らい
そして生徒さんの美味しいと言う喜びの言葉
有り難うございましたと言う感謝の言葉
久しく忘れていた色々な感覚を少し思い出したタカボンでおま
終わり