遺骨となって帰ってきた | 介護終わってひとりごと

介護終わってひとりごと

介護三昧の日々に終止符が打たれ、ほんの少し仕事しながら、どう生活していくか考える毎日

もう寝たきりじゃなくて遺骨になって

おうちに帰って来た享年92歳母

 

白い棺の中にいた母

爆睡の時と同じ顔だけど

すごくすごーく冷たかった

 

でもやっぱり悲しみよりも

長い間おつかれさま

やっと休めたねって

気持ちの方が強かったな

 

火葬される前の

最後のお別れの時も

今までありがとうね

って一番に言ったんだ。

 

あと、おばちゃんやおじちゃん・・

妹と弟やね

駆けつけたいけど

自分らも高齢だから

新幹線乗ってまで行けなくて

ごめんねって、申し訳ないって

何度も何度も言ってたよ

 

みんな本当は来たかったと思うよ

その想いはちゃんと伝わってる?

いっぱいお悔やみもらったんだよ

って手を合わせた。

 

一緒に参列してくれた相方さんは

涙流してくれてたよ

やっぱり最後のお別れを、とか

言われると泣けてくるって。

 

母の遺骨は父の時の半分だったな。

まぁ父は特別年齢の割に丈夫な骨の

持ち主だったようだけど。

 

さっぱり形がない遺骨たち

わずかに残った大きめな遺骨が

3つ4つ…

そんな中めちゃくちゃ目立った

黒い物体と太い金属

 

そう。両膝に人工関節が

入ってたんだ。

あと右腕を粉砕骨折したんで

金属棒を入れてネジ固定してたやつ

しっかり燃え残っておりました

 

それらは別でちゃんと

供養してくれるんだって。

別に普通に廃棄でいいのに

供養依頼の書類にサインした

 

今はたった40分ほどしか

かからないのね

父の時は1時間半くらいかかったから

2時間近く待ってたのに。

 

ラウンジでコーヒー飲みながら

フルーツケーキつまんでたら

あっという間だった

 

おうちに帰って来て改めて

お線香あげてつぶやいた

もうどこも苦しくないんだねって

 

これからは栄養剤じゃなくて

お菓子もあげるね

 

部屋の半分近くを占めていた

介護や看護道具、酸素吸入器や

吸引器そして介護ベッド

 

どれももう全部必要ないんだね

私の愛用品みたいなものだったな

父が亡くなった時は母の時の為に

残しておいて使ってたんだよ

 

もう残しておいても使う人いないや

私の為に残す?

でも私を看てくれる人はいないから。

 

いずれ片付けよう。

返却するまでの間、介護ベッドは

私が寝ておくからね

 

母の横に潜り込んで添い寝してたけど

すごく居心地よくて眠くなくても

眠気誘うマットレスなんだよね~

真ん中でちゃんと寝たら

すごくよく眠れるよ(≧m≦)

 

ぐっすり寝て…

まだまだこれからあちこち行って

手続きしなきゃいけないから

ベッド借りるよ~