令和2年6月11日その3 認知症日記
一人娘が目の前にいるのに
どうしても本物の娘が家に
帰って来てないと言い張る母。
明らかに認知症の症状だよねー
説得してみたり
母の実弟に電話してみたり
色々やってみたけど
いまひとつ成功せず・・・
20時
母の発言
「明日のデイケアの迎えが来るときは
あんたが行ってくれるの?」
ん?まだ私は本当の娘と思ってないのかな。
いつも通りならこんな言い方しないもんね
まぁそこには突っ込まないでおこう
″うん″
「こんな時間ね。そろそろお風呂入ったら?」
いやそんなこと別に言われなくてもいい
年齢なんだけどな・・・
ん?違う。思惑があるようだ・・・
私は隣りの部屋に常駐してるんだけど
私をお風呂の方へ移動させておいて・・・
部屋を必死に覗いているみたいだな
そう。手すりとか壁とかつかまりながら
伝い歩きをしなければ移動できないので
手すりのない隣りの部屋には1人では
入っていけないからねー。
だからベッド上で身体を伸ばして
のぞき込まないと見えない。
めっちゃのぞいて見てる(≧m≦)ぷっ!
私以外に誰かいるんかい?
″じゃぁお風呂入ってくるからね″
お風呂に入ることにしたけど・・・・
返事もせず私がいつも寝ているあたりを
じーっと見てる。。。。
なんかさ・・・
まさか人が寝てるのが
見えてんじゃないでしょうね(~_~;)
″誰かいる?いないでしょ?″
「・・・・」無言
ほんっとーに居ないよね?
幻影見える認知症の症状?
それならまだいいけど
何も見えてない事を願うぞ?
そしてお風呂出て着替えた頃・・・
母がトイレに動いた。
トイレの横は玄関がある。
玄関に置いてある1足の靴を見つめてた。
いつも同じ靴しか置いてない。
私のスニーカー1足だ。だから
娘のモノだと思っているはず。。。
よし!履いてやれ!
私は本当の娘だぞ~
ってわかるかも( ̄∇+ ̄)vキラーン
「なにあんたが履いてみてるの(ノ´∀`*) 」
えらい笑われた・・・・
ぎぇー今の私はやっぱ娘じゃな~いっ
んも~普通は他人の靴なんて
履いてみせるわけないっしょー
「あいつはもうどうしようもないヤツだ。
ダメだありゃぁ。
私が死んでもわかんないわ」
と嘆きながらトイレに入って行った。。。
いや死んだらすぐわかるって。
ちゃんとわかるって。
ここにいるっつーの!
どうせ聞こえないからブツブツと
言っておいた・・・
ベッドに戻ってもチラチラと
隣りの部屋をのぞき込む・・・
もうひとりいると思ってるのかなぁ
ホントに見えてないよねぇ
変な物見てないよねぇ{{ (>_<) }}
なんか違う怖さが出ちゃったんだけどー