前立腺肥大の手術のメモです
関係する方のお役にてば幸いです
特に尿道カテーテルを手術後に装着する必要がある方に向けての記録です
手術は全身麻酔をされて受けるので痛みは何も感じません
私の体験上アドバイスできるのは
酸素マスク装着時は息が苦しく同時に暑いですがすぐに麻酔で眠らされるので出来るだけ楽にして臨みましょう
楽しみにするのはなんといっても麻酔が切れて覚醒した瞬間です
頭の中がお花畑で天国にいるようなふわふわ感
幸福感に包まれています
この時間は5分程度なので十分に楽しみましょう
手術が終わった当日です
気がつくと自分の珍珍に何やら管が刺さっています
これが尿道カテーテルです
その管は二手に分かれて1つが生理水が膀胱内へ供給されてくる管
もう一つが排出用
おしっこバックに達している(大抵介護ベッドの側面にぶら下られている)
珍珍には一本の管しか通されていない
(2本はムリw)
この1本の管で
整理水が供給されすなわち入って膀胱に達し
その膀胱からまた同じ管を通って排出をされるそういう仕組みになっています
要は、尿道間を通して膀胱にどんどん水を送り込み、どんどん排出させるわけです
水分を循環させています
なお膀胱内では管に先に小さな風船が膨らまされており管がするりと抜け落ちてしまうことを止めている仕組みになっています
この管を抜くときに看護師さんが
「はい じゃあバルーンをまずは小さくしますね〜」
と優しく教えてくれました
さてこの管ですが相当に太いです
ただ入ってしまえば静止している限りは痛みはありません
コントロール出来ない自律神経への違和感が大きいです
自律神経ですなわち自分の意思でおしっこができないにもかかわらず脳からは排出せよと言う指示が器官に出ていて自分の膀胱も珍珍もその指令に応えようと頑張るんです。
でも頑張っても無駄なのです。
この違和のダメージが結構あります。
肥大化した前立腺を蒸気によって死滅させるのが手術の手法でした。
前立腺が肥大した状態
⬇️
(今回受けた手術法)
通常は4カ所 一ヶ所に9秒の蒸気を噴射します
私の場合は通常の2倍に肥大化しており6ヶ所蒸気噴射されました。
さて噴射された前立腺は更に大きく腫れます
例えば2倍化していた前立腺→ 3倍へ
と言う具合です。
その結果尿道は更に圧迫され排尿ができなくなります
そのため尿道に管を通される訳です。
この手術によって腫れた前立腺が下の通常サイズである100%位まで腫れが引くのに4週間かかるそうです(蒸気噴射4カ所の場合)
私の場合は四日間尿道に管を通されておりましたが4日目に管が外され退院しました
その後24時間以内に尿道閉鎖が起こりました
すなわち前立腺の腫れがまだ十分にひいておらず尿道が通っていなかったのです
今後前立腺肥大の手術をされる方は
尿道カテーテルを抜いた後、自力で少なくとも手術前程度に排尿ができることを確認してから退院しないと緊急事態となります(尿閉)
私の場合はその自力排尿の確認の手続きがありませんでした
これは日本国外では普通なのかあるいは病院の手違いなのかというのは分かりません
先日ブログで書いた通り
私の場合は手術後4日目に尿道カテーテルを抜いてから尿道閉鎖が起こり、翌朝に緊急で再度尿道カテーテルを装着する必要が生じました
このときには担当のドクターは私に謝っていました
繰り返しになりますが
尿道カテーテルを外した後、
少なくとも自力での排尿ができるまで病院を退院しない様にして下さい。
(追記 8/22 : 17日目にして手術前と同程度の尿通量となっています- まだ通常人の2倍に腫れている)
(追記 9月4日: 手術後30日目。手術前よりも尿通量は15%ほど大きくなった感覚。まだ血尿が混じる)



