とある国が今後需要超過になるだろうという結論が出ると、その国の経済をがっちりグリップするために商社は
「モノが流れる道を自前で作っちゃう」ことを考えます。
「モノが流れる道を自前で作っちゃう」ことを考えます。
すなわち、港を作り、コンビナートを作り、鉄道を敷き、幹線道路を作るわけです。
将来の国内での需要超過が明らかであれば、その国の人々に欲しいものがお店に置いてあるという状況を作り出してやらなければなりません。
しかもこれら「欲しいもの」の輸送はは自分達が作った物流を使わなければどうしようもない状況になるので一石二鳥です。
このような海外でのインフラ投資は商社が良く手がけるビジネスモデルで投資額が大きいのでよくニュースにもなります。
一方で対象国との交渉現場で実は日本の国益が失われている、と商社の方がおっしゃるのです。
一方で対象国との交渉現場で実は日本の国益が失われている、と商社の方がおっしゃるのです。
こういう将来有望な国のインフラ建設に算入していくことは当然に複数の商社が手を挙げます。
社会インフラをこれから構築していく当事者である某国からすれば できるだけ安いコストに抑えたい。
そこではじまるのが日本の商社同士の提供価格競争です。
競争の結果、契約金額が見る見る下がります。
結果、日本人同士競争して他国に安いコストで技術ノウハウを提供することになるわけです。
結果、日本人同士競争して他国に安いコストで技術ノウハウを提供することになるわけです。
ここで日本の政府役人にちょっとでも知恵があれば、競争している両商社の社長を呼んで
「今回の某国はXXの方に任せよう。その代わり次の国では○○がやってもらう事にする」
などという采配を行うのでしょうが最近特にそういう有意義な「指導」が無いそうです。
「今回の某国はXXの方に任せよう。その代わり次の国では○○がやってもらう事にする」
などという采配を行うのでしょうが最近特にそういう有意義な「指導」が無いそうです。
こういう「指導」があれば日本人同士の利益の削りあい競争を避けることができ、利益は最大化され、それはすなわち日本の国益に結びつきます。
こういう一種のズルさをどんどん日本も発揮してもらいたいものです。
国内でこういう采配を民間がやると「談合」なんて呼ばれます。
でも 国家のレベルではこういう采配を振るうとそれは優秀なリーダーシップと呼ばれます。
国が栄えるということは他国から富を移転させることによって実現させるという構造は昔から変わりません。
今後の日本の国の指導者達には良い意味での闘争心と自負を持ち、リーダーシップを発揮してもらいたいと思います。