価値観とは面白いものだ
ある人から見たらガラクタで、ゴミになるものを、喉から手がでるくらいに手にいれたいという場合がかなり多い
それは物だけではなく、地位や名誉、恋や、ときには経験、また生死に関しても別れるのだ
世の中死にたいと思う人がいる一方で、絶対に死にたくないという人もいる
この多様な価値観の違いは、とても面白い
七転八倒しながら、骨肉の争いをして目的のものを手に入れようとする者がいる傍ら、既に難なく手に入れている者が実は近くにいて、しかもあろうことか自らなんの躊躇もなく、捨ててしもおうとするものがいたりするのだ
もし通じ合えていれば…しかしそう上手くいかないところが、なんとも人間らしい
例えば、小さい頃、貧困に喘ぐ国をみて、よく思ったのは、この食べきれない食べ物を、この余った食べ物をあげたら良いのにと…しかし実際は、運送や政治的観点から、おおよそ出来ないというわけだ
人は目の前で、自分の目で見たことは信じるし、対岸の火事よりも重く受け止める
そういう性質がある
だから、遠くの国で何十人もの被害があることより、隣の家庭の不運のほうが重大にとらえる
けれど現代では、見たことのない遠い国の人にアクセスする方法がある
あとは想像力を伸ばして、世界を一つと捉えることができると
ぶつかりあっていた多様な価値観は、まるでコメディのようにとても面白く、この世の輪郭を捉えるように神秘的にもなっていくものなのだ