国会予算法案の迷走に伴う、様々な行政の停滞が懸念される。

しかし、国政の混乱が無くても、官(お役所)が動く、を動かすのは並大抵のことではない。

「前例がない」「通達が回ってきていない」「別の役所の管轄」など、”言い訳”には枚挙がない。


しかし、民間企業でも似たようなことは多い。特に大企業、古い企業などは お役所もびっくりの

堅さぶりだ。


・ここ何年か、異例の暑さが続く日本の夏。既に4月5月でも夏日が多い。でも空調は冬のまま。

 冷房への切り替えは6月中旬から。働くスタッフの能率は下がり、体調を崩す人も出る。

 しかし会社(人事、総務)は、「いや、毎年この日程だから」「本社通達で決まっているから」の

 一点張り。本社って東京?(大阪?)だろう。ここはもっと南の地。どうして本社でわかる?

 気候は毎年異なる。まったく杓子定規の極だ。現場ではたまりかねて作業者が上半身裸で

 仕事。またそれを「就業規則違反」と平気で言ってのける。誰の責任?

 労働組合まで巻き込み、体調不良者が労基署に駆け込む寸前の段階で「やれやれ」と腰を

 上げる”フットワーク”ぶりだ。それでも、外が40度近い猛暑日になっても お上お達しの下限温度 

 の設定は決して変更しない頑固さ(思考停止?)だ。


・日頃からお世話になる会社周辺の人々。色々と会社にご提案(お申込み)を頂く。

 地域行事への参加~縁日や体育祭、会社の土地も使ってもらえる~、こども会の工場見学、など、

 しかしこれも「前例がない」「本社に特別許可が必要」と のらりくらりの対応。

 その土地の歴史や名産をPRする協力・・・・看板や工場壁画も「本社規則の変更が・・」

 「特別決済の必要が・・・」と鼻っからやる気なし。これでは、人々の企業への支援や愛着も薄れ、

 業績にだって悪いのがわからないのかな?


 前例が無いのなら”初例”として検討~試みればいいこと、本社決済が必要なら、説明~取得すれば

 いいこと、それもやらない”事無かれ主義”の典型だ。結局面倒で余分な仕事には関わりたくない、

 余計なことをして上(本社)から目をつけられたくない、成果は上げなくても良いから、現状よりは

 下げない、正にお役所と同じことが民間企業でも幅をきかせる。


 一事が万事、こんな風潮が本業にも影響する。今の日本、現状維持で良いわけが無い。現状維持

 でいい、と思っていたら下がる一方になる。


 この話、大学生の就職先人気トップランクにある企業での話。若い皆さん、会社は中身を良く見て

 選んだ方がいいですよ。やる気と熱意を持って参加したところの上司がこれじゃ浮かばれないでしょ。