惨劇から一夜明け、、、、


寝ているというよりは寒さに耐えながら眼を閉じていただけだったが、下山するだけの体力は快復できただろう。狼平避難小屋から山頂までは至って平易な登山道だが、今回は上を振り向くことなく下山していく。
下山コースもしばらくは雪の多い道を進むからしんどい。

傷心の一枚

尾根伝いにくだっていくこと3時間、、、

お分かり頂けるだろうか。昨日リボンを見失って引き返した場所である。つながっていたんだ。。。もういい、うだうだ言うのはやめだ。
そして無事に下山!!!

自転車あったーーー!!!
終わった、生きて帰ってこれた!ピークハントしなくてもガッツポーズできた。本当によかった。登りは登山口から小屋まで10時間ちかくかかった道のりを、下りはわずか3時間でなんの苦労もなく下りてこられた。コースが違うだけでこうも差がつくものなのか。これも経験かあ。。。
這い上がろう。負けた事があるということがいつか大きな財産になる。
さて、もう今日は走りたくないので近くの温泉でゆっくり休んでさっさと暖かいテントで寝よう
洞川温泉(どろかわおんせん)

昔からある温泉街らしいが、冬は1件の公衆浴場を除いて冬季休業とのこと。しかも唯一の公衆浴場も今日は定休日。なんだそれ。。。。
仕方ないので、明日の予定地だった十津川温泉を目指す。
2011年台風12号の凄まじい爪痕を横目にR168を南下していく。すごい光景ばかりだ


谷瀬の吊り橋



まったく怖くないな、なにせ昨日の今日なんで。
この日は結局90kmも走って十津川温泉に着いた。橋の下にある風情ある公衆浴場で3日ぶりに体を清めて十津川イチの居酒屋へ。それにしても、毎日自転車漕いでるせいか本当に体力ついたなあ。あの遭難と緊急ビバークをしておいてよく走れたな、我ながら驚いた



なんだよこれ、とんでもないごちそうじゃねえか。うめえよおっかさん。。。
隣のお客さんに昨日のことを話した。同情を買って欲しかった訳ではないとは言えない。ただだれかに話さずにはいられなかった。詳細をかいつまんで話す余裕はなかったので、とりあえず昨日遭難しました、とだけ話して乾杯した。
綺麗な服を着て、暖かい部屋で、美味しいものを食べる。十分すぎる。最高だあ。
結局、隣のお客さんにおごってもらいお礼を言うと、十津川は山しかないし野宿できるような場所はないからと言ってご自宅へ案内してもらった。なんですか、この逆転満塁ホームランのようなドラマティックな展開。
氷と孤独の暗黒世界で身も心も冷えきっていた昨日と比べるとなおさら思うが、こんなにもひとって温かいんだ。誰かに助けてもらっているからこそ旅が続けられるんだ。なにも恩返しできないからこそ、この一言に尽きる。
ありがとうございます!
八経ヶ岳 狼平避難小屋
↓r53,R168(十津川街道)
十津川村 某宅
最大標高差
718m
平均斜度
全体:-0.6%
上り:4%
下り:4.5%
獲得標高
上り:983m
下り:1511m
走行距離92km
走行時間5:41
総走行距離11180km
総走行時間648:04
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