飛行機の「眉毛窓」なぜ必要? 旅客機はほぼ消滅、軍用機では健在なワケ。 | ランゴワンの地図

ランゴワンの地図

 2009年の8月、家の仏壇の引き出しから一枚の古地図を発見しました。地図の中央付近には、「ランゴワン」という地名が記してありネットで検索してみると、1942年1月11日、旧日本軍が初めて落下傘による降下作戦を行った、インドネシアの村の名前でした。

マクドネル・ダグラスMD-81のアイブロウ・ウインドウは左右に1枚ずつ

 

C-17輸送機のアイブロウ・ウインドウ(画像:アメリカ空軍)

 

 

 ボーイング737のように長期間にわたって生産が続いている機種の場合、1981年に生産が始まった第2世代にあたる-300/-400/-500の後期生産型、1997年より生産が始まった「ニュージェネレーション(NG)」と呼ばれる第3世代の-600/-700/-800/-900の初期生産分を除くモデル以降で、それぞれアイブロウ・ウインドウが設けられなくなっています。

 ただ、旅客機からは姿を消したアイブロウ・ウインドウですが、軍用機にはまだ残っているようです。アメリカ空軍の機種でいうと、E-3早期警戒管制機やKC-135空中給油機、B-52爆撃機は製造年が古いため、見受けられます。一方、そこまで古くない機体、たとえば1991年に初飛行したC-17輸送機にも、アイブロウ・ウインドウが存在します。

 

 

 

 

 小窓から国旗を掲げるためと思ってました。

 

 

C2輸送機。

 

C1輸送機。

 

C130輸送機。