四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼 | ランゴワンの地図

ランゴワンの地図

 2009年の8月、家の仏壇の引き出しから一枚の古地図を発見しました。地図の中央付近には、「ランゴワン」という地名が記してありネットで検索してみると、1942年1月11日、旧日本軍が初めて落下傘による降下作戦を行った、インドネシアの村の名前でした。

 

 

 辺土とは、遍路で生活する者である。日本最後の聖と賤を描く類書なきルポ!

 辺土(へんど)とは、遍路で生活する者である。
 時に放浪者として迫害される彼らに密着取材!
 誰も書けなかった「日本最後の聖と賤」たるもう一つの遍路を、5年をかけて描いた唯一無二のルポ!
 

Amazon.co.jp: 四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼 : 上原 善広: 本

 

 

 

 下記、文中より『草遍路さんから聞いた話』を転載しましたが、真夜中に一人で笑いました。 生活掛かってますね。

 

 

托鉢見学

「お金を入れてもらうお椀には、事前に小銭とか入れておくんですか」

「10円から100円玉までを交ぜて、見せ金として550円いれておく。前に10円玉だけのとき、子供が寄ってきてお椀の中をのぞいて、連れのお祖父さんに『10円、入ってる』と言って10円しかもらえなかったときがあったから、それ以来、100円玉も入れるようにしている。逆に1000円札とか入れると、お金もってると思われて喜捨してくれない。また、何もお金が入ってないと、ぼくが何をしてるのか、わかってもらえないことがあるからなあ」