葛飾北斎の浮世絵を「汚染処理水」風にアレンジした風刺画に、中国報道官が言及 | ランゴワンの地図

ランゴワンの地図

 2009年の8月、家の仏壇の引き出しから一枚の古地図を発見しました。地図の中央付近には、「ランゴワン」という地名が記してありネットで検索してみると、1942年1月11日、旧日本軍が初めて落下傘による降下作戦を行った、インドネシアの村の名前でした。

 

 

Record China    2021年4月27日(火) 12時0分

 

2021年4月26日、観察者網は、福島第一原発の汚染処理水の海洋放出決定に抗議して中国のイラストレーターが描いた風刺画に、中国外交部の報道官が反応したと報じた。

 

日本政府が先日、汚染処理水の海洋放出を決定した後、中国人のイラストレーターが葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」をパロディ化した風刺画「神奈●沖波裏」(●は気の「メ」を「川」にしたもので、中国語でトリチウムを意味する)を発表、日本政府の決定に対する抗議と風刺の意思を示した。

 

風刺画ではオリジナルの「神奈川沖浪裏」で描かれている雲に十字架を付け足して墓をイメージさせたり、白波に奇形の動物や人間を描いたり、船上では防護服を着た人物が放射能マークの描かれた容器に入っている液体を海に注ぎ、その横ではスーツ姿のおじさん数人が頭を下げる「おなじみの姿」が描いたり、といったアレンジが施されている。

 

記事は、風刺画が中国のSNS上で反響を呼び、中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官までが反応したと紹介。同報道官は26日にTwitter上でこの作品を紹介し、「もし葛飾北斎が今生きていたら、彼も日本の放射性廃水問題に大いに関心を持っただろう」と評した。