万歳三唱に湧く、上野氏の選挙事務所
元法相の森山真弓氏と抱き合う上野氏 森山氏と簗瀬氏、古くは師弟の間柄だった。
上野 通子 自民党 新人 324790簗瀬 進 民主党 現職 319898
荒木 大樹 みんな 新人 224529
小池 一徳 共産党 新人 28617
【とちぎ参院選】 「保守」の底力、参院予算委員長をのみ込む
下野新聞(7月12日 05:00)
参院選栃木選挙区(改選数1)は4氏による争いの結果、自民党新人で前県議の上野通子氏(52)が32万4790票を獲得、3選を目指した民主党現職で参院予算委員長の簗瀬進氏(60)に4892票差をつけ、大接戦を制した。昨年夏の衆院選で歴史的な政権交代を果たした民主党に、県民は厳しい審判を下した格好だ。簗瀬氏は12日朝の街頭演説で、出処進退に言及する。みんなの党新人で会社社長の荒木大樹氏(39)は、出遅れが指摘された中で22万4529票を獲得し、存在感を示した。
実質的に三つどもえの戦いとなった今回の選挙結果は、来春の統一地方選にも影響を与えそうだ。投票率は56・59%で、前回の56・66%を下回った。
上野氏は本県で、元法相の森山真弓氏以来、14年ぶりの女性参院議員となる。上野氏は、政権交代による野党転落を機に自民党県連が導入した初の公募、予備選を経て候補者になった。栃木選挙区では唯一の女性候補で、「女性」「公募」を前面に出した。
序盤の選挙戦は知名度不足や各種団体の自民離れなどから苦しんだ。だが県議会最大会派の自民党議員会を中心とした県議30人の支援活動が徐々に他陣営を圧倒した。
県選出国会議員2人の自民党に対し、簗瀬氏を含めて7人の現職を擁した民主党。鳩山政権から菅政権へ交代し党勢がV字回復した余勢を駆って、簗瀬氏は序盤の戦いを優位に進めた。小沢一郎前党幹事長に代わって宇都宮市出身の枝野幸男氏が幹事長になったことも好影響を与えた。
だが消費税増税に言及した菅直人首相の発言が「ボディーブローのように響き」(選対関係者)勢いが失速。連合栃木の支援も得たものの、逃げ切れなかった。
上野みちこ・公式サイト
上野みちこの秘書が綴る活動ブログ

赤松農相がキューバ外遊から帰国後、口蹄疫の長崎へは行かず真っ先に訪れたのは、栃木選挙区でした。そして、枝野幹事長も就任後、真っ先に応援に駆けつけたのは、やはり栃木選挙区でした。みんなの党の党首の渡辺喜美さんは、栃木県が地元なんです。
そんな混戦の選挙区から、公募の新人候補が、当選を勝ち取ったのです。
『 日本一の大金星 』、ご理解頂けたでしょうか。
上野候補が当選のインタビューで、「今の政権に任せていては、国が駄目になると思う」 というような事をはっきり発言していました。私も、もう直ぐ五十になりますが、選挙で涙したのは、生まれて初めてでした。

