むずかしい

久しぶりに。


最近、小学生に野球を
教える機会を頂いた。

初めてに近い野球の指導。


ましてや小学生だから余計に。



人に正しいことを教えるのは
本当に難しい。

ウソをつくより、
正しいことを伝えることのほうが
むずかしい。


小学生には、
「こうしろ」、「ああしろ」
と指導するのは良くないと思う。


何を教えたって、
それがどういいのか
小学生で理解するのは
到底難しい。

それよりも、
「こんなこともある」
「こういうのもある」
と様々なことを教えたほうがいい。

それがどういいのかなんて
あまり重要じゃない。

この先、
中学生、高校生に
なっていくにあたって、
「そういえば、こんなのもあったな」
「こういうのもあったな」

とその子の中で
選択肢の1つなればいいと思う。


小学生には
選択肢を増やしてあげるような
教え方というのが
指導者には必要なんじゃないかな？

テレビで見てても、
本当に大人や親さんは
いろいろうっさいからな。

よく知りもしないで
それっぽいことを偉そうに言う。

その根本を自分がちゃんと
理解もしてないくせに。

勝つことで野球が面白いと伝えたい
という愛情が強いが故に
勝つことが目的になってしまう。

勝つことよりも大事なのは、
野球が面白いということ。


褒めて褒めて褒めまくる。


そうやって
人を育てるほうがいいと思う。


そのうち
怒られたり、自分でこれじゃダメだって
気づいてなんとかするようになるから。

いやーでも
小学生の指導はほんとに難しい。


僕は教育者には到底なれないだろうな。笑






そういえば、
ある先輩からこんなことを聞いた。


「エリート」は育てるんじゃない。
「エリート」は勝手に育つ。


これはほんとにそうだと思う。





そのためにも
選択肢をより多く提示してあげる。


こんな指導ができたらいいな。