先日、ちょっとだけ紹介した、トンデモ精神科医が主人公のデビュー作「イン・ザ・プール」奥田英朗著(文春文庫)…
これは、いい

ドアを開けると…
「いらっしゃーい」
ってミスター長嶋さんみたいな声でお出迎え…
「ストレス性の体調不良」患者に向かって…
「ストレスなんてのは、人生についてまわるものであって、元来あるものをなくそうなんてのは無駄な努力なの。それより別のことに目を向けた方がいいわけ」
「たとえば、繁華街でやくざを闇討ちして歩くとか」
「これはシビれるよ。つまらない悩み事なんて確実に吹っ飛ぶ。なにしろ追われるわけだから。命すら危ないときに、どうしてクヨクヨできるのよ」
「休暇をとって紛争地帯へ行くのだっていいし」
なんてことを、さらっと言う変態医師?(見た目も、言動も)
そして死ぬほど無愛想で、茶髪の露出狂?の美人看護婦…
なんですが物語にテンポがあるし、なにしろ癒しには程遠い、この二人が常に全編に登場してるのに、なぜか最後は温かくなる…
人間がちょっと好きになる作品です…