<世界に類を見ない男役という文化>
女性が男性を演じるという宝塚ならではの特殊性について真面目に語ってくれました。
異性を演じるというのは宝塚以外の劇団でも見られるけれど、女性が男性を演じる文化というのは宝塚が初で世界的にも類を見ないこと。

そのことを強く認識したのが2000年に参加したベルリン公演だったそうです。この公演では男役だけのシーンがあり、宝塚的に見ればごく普通のありふれたシーンだったけれど、客席からは「ブラボービックリマーク」というすごい歓声と拍手とスタンディングオベーションで迎えられ、「外国人から見ると、男役ってすごいことなんだ!」と実感したそうです。なので、宝塚がもっともっと海外進出をしていけばいいのに、と思っているようです。
そして、200周年を迎えるころにはさらに日本の文化として根付いて、外国人ジェンヌが舞台に立っている可能性もありそうと語っていました。

<楽しむこと>
壮一帆のトップ生活は3作品、1年8か月という期間でした。その限られた期間の中で「自分に何ができるのか?雪組にとんな影響を与えることができるのか?」と考えた。最終的にはお客様に楽しんでもらうことが目標。そのためにはまず自分が楽しまなければ人を楽しませることはできない、と思ったので組子たちにも一緒に楽しもうと言ってそのようにしたそうです。それが顕著にあらわれているのが、あの客席下りですね。意外なことに、雪組子たちにとっては、壮一帆のそうした意見は初めて聞くものだったらしいです。
また、花組と雪組は空気感に共通点があるので、助かった部分があるそうです。

<ラブシーンは縁遠い>
宝塚生活19年というわりには、意外にラブシーンを演じることが少なかった壮一帆
初めてのキスシーンは『ミーマイ』のときに京三紗さんだと思っていたところ、実は新人公演の『追憶のバルセロナ』で退団同期の麻樹ゆめみさんともキスシーンがあったことに最近気づいたそうな(確かにDVD見ていたら、キスシーンやっていた)。
それ以来、ラブシーンには縁遠く、サヨナラ公演だった『一夢庵風流記 前田慶次』の慶次とまつのラブシーンが初の本格的なラブシーンだったと言えるでしょう。

『さすらいの果てに』のときにも、実はお稽古中、ジェフリーとエレノアのキスシーンを入れようという話があったものの、直前になって「やっぱりやめよう」ということになったとか。どうもラブシーンをするタイプではない役者だと思われたらしい壮一帆
なんかわかる!健全な雰囲気なので、ラブシーンをやらせるのは申し訳ない気がしてしまうんだよね(・∀・)