愛知県産の「赤」なまこです。まるまるしててよく太ったいいなまこでしょ?居酒屋などでだされるなまこ酢とは仕入れ値も味もまったく違います。
当店ではただ切って漬けるのではなく、料理屋らしい「ひと手間」をかけています。
まずは口を取り除いてお腹をあけ、内臓や不純物をよく掃除します。写真だとわかりにくいかも知れませんが、写真の下のほうにあるひも状のものが通称「このわた」の元になる腸です。これを塩辛にしたものが高級珍味の「このわた」になるわけです。
余談ですが、なまこ100匹から腸が8升(12,600CC)がとれ、そのうちこのわたとして完成した物は7合(1,260CC)になるそうです。手間と一つのなまこから少ししか取れないから高価なんです。
さらに余談ですがこのわたを干した物を「干し子」と言い、三味線のばちのように成型して干したものを「ばち子」と言います。どちらも高級珍味でものすごく高いです。。。
話をもどしますが・・・
掃除したなまこを当店では「ほうじ茶」に3分ほどくぐらせます。これはほうじ茶でなまこの臭みを取る効果と適度な食感にするためです。
当店特製の土佐酢に柚子の皮を千切りにしたものを混ぜ最低3昼夜は漬けこんだら完成です。
どうです?美味しそうでしょ?
味香佐には他にも美味しい物が沢山あります。