パーソナルブランディングのための4つのステップ

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1. 発見する

多くは自分のブランドを発見することからはじまる。自分なりのブランドを見つけないことには何も始まらない。

ブランドのないパーソナリティなどはつまらないだけである。

2. 磨く

ブランドは磨かなければ輝かない。ダイヤの原石でもそのままでは路傍の石とは異ならないのだ。

3. 伝える

伝えなければブランドは広がらない。主体的にコントロールして伝えなければパーソナリティのイメージは暴走してゆく。

4. つながる

ブランディングは双方向でなくてはならない。
誰かにとって価値のあるものがブランドとなる。

ブランドは誰かの価値を高めるものであり、誰かに価値を高めてもらうものでもある。



4つのステップが生む6つの相互作用

1. 発見することで磨く

自分ブランドを発見することで集中的に磨くことができる。

人生は老いやすく学はなりがたい。時間は無限のようでいて有限なのである。

2. 発見することで伝える

伝えることがブランド発見の価値を生む。伝える前提のないブランドに価値は無い。

3. つながることで発見する

つながりを持つことは双方向性をもつ。相手との比較において自分の価値を見いだす事もある。

4. 磨くことで伝える

ブランドを磨くこと自体は自己完結的である。しかしながら、磨いている行為は表現行為でもある。

模擬試験を受けていることは試験勉強をしている自分を伝える手段にもなる。

5. 伝えることでつながる

伝えるということは相手を想定している。簡単なメモ書きでさえも未来の自分に伝えることを想定している。

相手を想定して伝えることはその相手とつながりを生む可能性を持っている。

6. つながることで磨く

つながりを持った相手を受け入れることでブランドの輝きを増すこともある。人にものを教わるということが典型的な事例である。


$パーソナルブランディング・セルフプロデュース-4steps

1、2から始まり、4 → 5 → 6 を繰り返すことがブランド価値を効果的に高める秘訣である。



4つのステップでつまずく代表的な4つの罠

1. 発見することではつながらない

発見することそれだけではつながらない。発見それ自体、自己完結性が高い行為だからである。
自分探しの旅に出たまま帰ってこない人がこのパターンである。

2. 磨くことでは繋がらない

磨くことは自己完結的に行うこともできる。

磨くことには充分意味があるが、自己完結的である限り他者とつながることは無い。
それはただの自己陶酔でしかない。

いわゆる「アタマでっかち」なパターンである。

3. 磨くことでは発見しない

ブランドを磨くことは発見したものに輝きを与える行為である。発見を期待してブランドを磨くのは意味が無い。

歴史の参考書を読みながら英語が得意であることに気付く、この様な現象を期待している限りブランドを発見することはできない。

好きなこと、得意なことについてよくわからない人にはこのパターンが多い。

4. つながることでは伝わらない

つながりを持っただけでブランドが伝わると思うのは他者依存的である。

世界は広く、情報は洪水の様に押し寄せている。
伝えることなしに相手が自分のブランド価値をキャッチしてくれることはもはやあり得ない。

ブランド人につながっていることを鼻にかける人、および自分が理解されていないと思っている人はこのパターンである。