暑い日が続いています。

あまりの暑さに活動量が減って、おとなしい日々を過ごしております。

仕事から帰れば、疲れてぐだーっとする毎日。

とりあえず、他にすることもないので本だけ読んでます。

 

7月に読んだ本はこちらの11冊。

 

『御社の寿命』 帝国データバンク情報部+中村宏之 著

『生命式』 村田沙耶香 著

『あの会社はこうして潰れた』 帝国データバンク情報部 藤森徹 著

『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎 著

『経済再生は「現場」から始まる』 山口義行 著

『町長選挙』 奥田英朗 著

『小さな会社の復活経済学』 津田倫男 著

『お探し物は図書室まで』 青山美智子 著

『小説の自由』 保坂和志 著

『IGPI流 ローカル企業復活のリアルノウハウ』 冨山和彦 経営共創基盤 著

『名場面でわかる刺さる小説の技術』 三宅香帆 著

 

世の中はこんなに暑いにもかかわらず経済活動が元に戻ってきていますが、同時にコロナ禍を借金で凌いだ企業は借入の返済が始まります。この変化の時期を乗り切っていくのはたいへんなことだと思いますが、失われた30年から学べる教訓はないかと思い、会社の倒産とか業績回復に関する書籍を何冊か読んでみました。

残念ながら、これといった結論はないのですが、会社の経営も人の生き方も、バランス感覚が大事だなあと思う今日この頃です。

 

小説も何冊か読みました。

6月に続いて村田沙耶香さんを1冊。村田さんの小説は登場人物か舞台設定が常識からかけ離れていて、とても興味深く楽しく読んでいるのですが、『生命式』は設定がユニークな小説でした。

『逆ソクラテス』は文庫のカバーにある「敵は、先入観だよ」という言葉に惹かれて買いました。少年少女の多感な時期から息詰まる世間に出ていこうとする過程で、常識やルール、人間関係などについて考えさせられる内容の連作短編です。

『町長選挙』はトンデモ精神科医のお坊ちゃまが親の威光も利用しながら活躍(?)するシリーズの3作目です。前2作に輪をかけて面白くなっていました。最近、シリーズ最新刊が出たみたいですね。

『お探し物は図書室まで』はブロ友さんが紹介していた本で、ある街の図書室を舞台に、図書館司書に紹介してもらった本により人生が開けていく連作短編です。2021年の本屋大賞2位ということで、やっぱり本屋大賞はハズレがない。

 

まだまだ残暑が厳しいみたいですが、来週、遅ればせながら夏休みをいただいて、久しぶりに京都へ行く予定です。

それまで夏バテしないように気をつけたいと思います。