私には自分を正当化する理由がある。
傲慢で一方的な理屈で、悪者にされたのだから。
身勝手な価値観で、心が汚れた人間にされたのだから。
私は存在を否定されたのだから。
平気で人を傷つけるくせに、
自分が非難されたら、
自分がしたことを棚に上げて都合のいいときだけ被害者面する。
「私だって、傷ついた。」
一方的に人を裁いて悪者にして罰を与えたくせに、
自分が反論されたら、
自分がしたことを棚に上げて相手を貶める。
「自分だけが正しいと思ってるの?」
「自分だけ正当化している。」
少しでもマシになろうと懸命になっている人のことを揶揄する。
「貴方は完璧なんだ。」
この世に完璧な人間なんているはずがない。
だけど、何も悪いことをしていないのに、
否定されて当然の人間だっていない。
私は存在を否定された。
動き出した心は、再び闇の中に引き摺り戻された。
何をしても、何を言っても、嫌われ者にしかなれない。
だったら、心に痛みを背負って正論を訴える。
否定されて救われない心をさらけ出す。
平気で人を傷つける奴が、すべての元凶だ。
平気で人を差別し、傷つけ、否定する。
認めない、許せない、受け入れない。
そんな貧しい心の眼で、いったい何が見えるというの?