ずっと前からの探し物

私にはずっと前から探しているものがあります。
それは、
「やる気スイッチ」



適応障害になって、激しい抑うつ感に襲われるようになってから、私の「やる気スイッチ」はどこかへいってしまいました。
この数年間探してきましたが、一時的に見つかったと思えば、すぐに無くなってしまう。
折れた心を引きずる身としては、とても大事なものなんです。

やりたいことは心に浮かんでくるのに、気力が湧かない。
何かをやろうとしても、集中力に欠け、持続しない。
激しい抑うつ感で生活が乱れる。

本も何冊も読みました。
でも、そこに書かれていたことは、
壊れた心を癒すことだったり、
または、
既に持っているやる気をどうやって伸ばしていくか
ということが多く、
「やる気スイッチ」そのものを探している私に、明確な答えは教えてもらえませんでした。

自分はまだ、適応障害から完全に抜け出せないのかなぁ。



そんな探し物を続けながら、今日、一冊の本を読みました。

「ヘコんでも折れない　レジリエンス思考」　小玉　正博　著

レジリエンスとは、
「トラウマ、悲劇的な脅威、ストレスの重大な原因などの逆境に直面したとき、それにうまく適応するプロセス」
「レジリエンスは性格などの個人特性ではなく、人々の行動や思考、行為に普遍的に含まれ、誰もが学習することが可能であり、発展させることができるもの」
と言うことみたいで、ある部分では認知行動療法とも重なるところもあるようです。
この本では、レジリエンスを
「冷静さ」
「柔軟性」
「楽観性」
「自信力」
「人間力」
「回復力」
から解説しています。

心が壊れている私は、レジリエンスが弱っているか、もしくは失っている状態。
今の私が、ここから回復できるかな。

ひとまず、
自分の心を癒すことを見つけて
認知行動療法で思考の歪みを直しつつ
レジリエンスを回復させるって順序でやってみようかな。

そうすれば「やる気スイッチ」も、またどこからか見つかるかもしれない。
見つかるといいな。