読書。
娘を産んでから、集中力が続かなくなって、大好きだった読書ができなくなった。
文字を目で追ってるだけで、全く内容が頭に入ってこない。
文字を見続けていると頭がクラクラする感じもある。
これまでは、本を読むことで現実逃避できて、仕事での疲れとか、ちょっとしたモヤモヤとか、そういうのを忘れられた。
でも読書なんかじゃ逃避できない現実を経験した。
そんで今まで好きだったこと、楽しかったこと、そういうことが全くできなくなった。
好きだったことが好きじゃなくなったことに気付いて本当にきつかった。
普通だったことは普通のまま、嫌いだったことは嫌いなまま。
好きだったことだけが減って行って、未来が見えなかった。
私はどうなっちゃうんだろうって思ってた。
何の楽しみも、何の喜びも、することも全然ないまま毎日が過ぎて行って、本当に無意味な日々を過ごしてた。
そんな私にも、少しずつ、欲しいものとか、やりたいこととか、行きたい場所が出てきて。
で、先週は本を一冊読めた。
大好きな伊坂幸太郎の「オー!ファーザー」。
伊坂さんの本は文章が軽快で、プププって笑えるところがあって、読み終わるとスッキリする。
うん、期待通りおもしろかった。
一度、本が読めなくなったって精神科の先生に相談したことがあって、そのとき読めない理由をこう説明された。
私は現実逃避したいから小説ばかり読むんだけど。
「小説は、自分が主人公になりきって読み進めていくもの。自分自身がこんなに辛い状況に置かれているときに、他の誰かになりきって感情移入なんてできるはずない。」ってことらしい。
確かになーって思った。
こんな自分がパニックに陥ってるときに他の誰かになりきれるはずないなって。
でも、先週初めて、一冊ちゃんと読めた。
なんか嬉しくなった。
3ヶ月→半年→1年→3年てスパンで良くなって行くはずって先生に言われたけど、私も例に漏れずそうなのかな。
3ヶ月のときは、予定日近かったこともあって直後よりひどかったくらい狂ったようになってたけど。
半年たって色々変わってきた。
時間が解決してくれるなんて言葉は信じられなかったけど、信じても良いかなって思ってきた。
神様も仏様もご先祖様も、病院もお医者さんも、色んなものが信じられなくなっていたけれど、やっぱり信じたら救われるのかな。。。