貴方の人生にとって、私は居なくてもいい存在だったのですね。あってもいいけど無くてもいい、そんな感じ。貴方は私だけで無く血縁以外は皆そうなのかもしれない。
こうして、二人で住むと思っていたマンションの、亡くなった奥さん、息子、父母の位牌が収まった仏壇のある和室に、解かれない荷物が詰まったままの私の部屋ではなく、客布団を敷いて寝ていると悲しくなる。
切っても切れない縁だと、互いに信じ合って35年.。貴方への感情が愛なのか単なる執着なのか、分からない。 私の心に平安が来るのは貴方という存在が消えた時かも知れない。