月曜日、スキルテストがあった。

今までもあったけれど、なんとかごまかしごまかし

やっている感じだった。何しろ普段5ヶ月でやることを

無理矢理6週間でやっているから、一人ひとりじっくり

チェックしてる時間がなかったのだ。

さて、そのスキルテストの厄介なところは、いちいち行動を

口で説明しながらやらないといけないのだ。つまり

いわゆるオーラルテスト。スキルをわかっていても

微妙な言葉の言い回し、ニュアンスがサッパリな

自分は、まずは2日ほど前から教科書を見ながら一人

部屋で練習してた。言葉が合ってるのかもわからんけど、

まずは暗記。暗記。暗記。

本番当日、こういう時は一発目に行けば一番楽で採点が

甘いのもわかっていたけれど、様子見で4,5番目にした。

細かい数字などは自分の方が覚えていたりするけれど、

彼らの言葉1つ1つがすげぇって思えた。

自分の番になると、もうそこからはテキトー。

暗記した言葉をならべていくつもりが・・・ド忘れw

でもね、チェックした講師が優しくてね、他の人に与えた

シチュエーションと違って、普通のシチュエーションに

してくれた。ある意味甘やかされたわけだ。

きっと彼は俺が今学期パスできないとか、難しくすると

ダメだってわかってたんだと思う。

まぁなんとかクリア。もっと知識を蓄えて出直します。


火曜日、筆記ファイナル前の最後の授業。

この日は初めて授業抜け出して帰った。何故かと言うと、

前日にスキルテストでOK出してくれた人が、授業ではなく

質問形式で色々問題を出してきたからだ。彼の英語は

速いだけでなく、ボソボソ喋るから本当に聞き取りづらいのだ。

さらに自分はまだ知識不足だから、そこにいても答えら

れるはずないのだ。それならファイナルのために自分で

勉強した方がいいだろってことで帰宅。飯を作るのが

面倒だからピザを買って、翌日用に残した。



水曜日。

朝ピザ食べようと思ったら数が減っていた。

実は今大家さん夫婦とその娘、またその赤ちゃんは近くの湖に

バケーションで行っている。それと入れ替わりに来たのが、

以前から何度も来ては帰ってを繰り返す元隣人、大家さんの

お友達の人だ。3ヶ月以上仕事したことないという彼女、

それでも給料は下がったことないという彼女、

彼女に食われたのだ。まぁ細かいことは気にしないけれど、

俺の貴重な食料だから一言ほしかったな~。俺3枚しか

食べてないのに4枚食べられてたし。。。


まぁそんなことはさておき、

筆記のファイナル。問題は150問。

筆記と言っても四択で、今まであった4回ほどのクイズだか

テストの中から出てるものがけっこうあった。

2時間くらいで終わったかな。

多くのアメリカ人はもっと早く終わってたね。

テストが終わって、すぐに帰ってもよかったんだけれど、

翌週の実技テストがどんな感じになるのか知りたかったから、

その日に実技テストをやるっていう強者達のテストを

見学することにした。


テスト前の休み時間にクラスメイトのアジア系の女の子に

声をかけた。自己紹介の時にカンボジア出身的なことを

言ってて、日本に留学してたらしい。

そう、自分が声をかけた理由は今後どうするか聞きたかったのだ。

留学生はこの業界は正直働けないのだ。

・・・実際声かけたら彼女は留学生じゃなかった。

でも、自分のこれからが詰んでいるって話をしたら

色々調べてくれた。ほんとにいい人。

また日本行きたいって言ってた。

彼女が日本にいたのは、まだ放射性物質の心配もなく、

アメリカがこんな不況じゃない時で、日本はまさに天国だった

みたい。

彼女が教員にも色々聞いてくれたんだけれども、やはり

留学生は厳しいみたい。まず、今まで聞いたことないとw

どうしたものか・・・。


さて、昼休みが終わり、実技テストの見学。

この実技テストはシナリオを設定され、それに対応していく

というもの。

やはり微妙にわからない英語がたくさん出てくる。

困ったもんだ。

結局その日受けた人はみんなパスした。テストでは

あるけど、チェックしていた教員が教えながらやっていた

からけっこうゆる~い感じだった。


テストが終わってちょっと話していると、思わぬ事態に

なり、自分がそれまでずっと迷っていたことが

一気に晴れた・・・

続。