凩が落ち葉をさらってく 銀杏の香漂う並木道
足を止めては振り返り 去っていく君の背中を見守った



想いを抱いて数ヶ月 相変わらず僕らはぎこちない
全ては「好きなんだ」の一言で始まった
急がなくていいよと言っておきながら 意識しちゃって
そしていつの間にか話すこともできなくなって




あぁ 白いため息が窓を曇らせる 眠れぬ夜は人肌が恋しい
鳥の囀りが聞こえてきて お天道様が顔出した
重い足取りで玄関を開ける 今日こそ君の本音を聞けるのかな




何の気なしに楽しく遊んだ日々が懐かしい 一日が早く感じたよ
いつだって一緒に笑っていられたのに なんで好きになってしまったの




日溜まりに視線を下ろす 色褪せた羽根を休める鳥達
駅から散っていく人の中に 君の幻影を探す僕がいた



後悔しては頭を抱え 叫びたい衝動にかられる
気付けば君宛のメールを打っている
昔に戻ろうよって言いたくても できなくて
らしくない自分に嫌気がさしてきちゃって




あぁ 赤い夕焼けに返事(答え)を問いかける 君の目は僕を見ているの
心の叫びが聞こえてきて 全ての邪念を消した
過ぎていく景色(時間)に未練はない 真っ直ぐな想いをぶつけにいこう




好きなんだ 君がいないと一日の終始がわからない 僕の心(時計)が止まってしまう
僕らの冬みたいな夜空(関係)に 打ち上げ花火を咲かせようよ








解説
とても大切な詩です。
言葉を上手く使おうと何度も書き直しました。


あぁ・・・。