火曜日に会社の後輩が死んだ。
翌日の社長の発表で社員みんなに知らされた。
首吊りによる自殺だったようだ。
仕事熱心で、明るくて周りの誰からも好かれるいい奴だった。
俺は個人的に何度も奴と飲んだりもした。
そんな奴が死んだなんて信じられない・・・
奴の携帯鳴らせば、まだ奴が出そうな気がしてならない・・
「あ~ 00さん なに~?」
奴のあの声がもう聞けない・・・・
知ってる人の『死』は本当キツイっすね。
金曜日が通夜、土曜日が告別式。
奴との思い出をできるだけ思い出してそして忘れないで奴と
永遠の別れを告げようと思う。
涙は枯れることなく流し続けるかもしれんが奴の冥福を祈ろう。
もっと俺が奴の悩みを聞けたら・・・後悔してももう遅い。
最後に奴に言いたいのは「馬鹿野郎!!」ダ・・・・
お通夜行ってきた日。
坊さんがお経を読み続ける中お袋さんがずっと泣いてて、それ見たら自然に泣けた。
お焼香をして手を合わせた時心の中では「星になってみんなを見守ってくれ」と告げた。
最後に棺おけの中の彼の顔は・・・苦しんだ顔そのままだった。
隣に居たうーちゃんが「松!馬鹿野郎。俺より先に行きやがって!!!」
と泣きながら叫んだときが一番悲しい瞬間だった。
「馬鹿野郎・・・お前馬鹿だよ。また・・・飲みたかった・・・」
涙ながらに最後の言葉を彼に伝えた。。
お通夜の帰りに高橋さんと河合と飯食いながら松のことばっか話してた。
こういう時の思い出話って本当、頭に浮かんでくるんだよね。
どうしようもならないが、ものすごい虚脱感に彼の存在の大きさを再確認した。