霜降:陰精を保養し、滋潤して正気を補うべき。
毎年10月23日または24日。
しっかりと寒邪を防ぎ、任脈の調整を主とする。
養生保健のツボ:足の三里、血海、関元、中脘。

「気が締まり凝結し、露は結んで霜となる」とされ、天気は冷え、霜が降り始めます。霜降は秋の最後の節季で、秋が冬へ移行する節季で、毎年10月23日または24日です。この時気候は既に寒冷になりつつあり、夜には霜が降り、早朝はどんよりと曇って寒いです。一日の内の温度差が大きく、常に侵襲する冷気があり、こうして気温は急速に下がります。霜降の節季は夜間地面での放熱が多いので、陽気は急速に衰退し、陰気は急速に増大し、寒気が暫く続き、万物は休眠期に入ります。この時寒邪を防ぐべきで、経絡ツボの養生は任脈のツボを主とします。

足三里(あしのさんり)

下腿前側、犢鼻(ST35)の下3寸、犢鼻と解谿(ST41)を結ぶ線上にある。
注:前脛骨筋上で取穴。

艾灸:隔姜灸法、生生姜を切って直径2~3cm、厚さ0.2~0.3cmの薄片にし、中心に針でいくつか穴をあけ、そして生姜片をツボの上に置き、更に艾炷を生姜片に置き点火し施灸します。毎回灸3壮、皮膚がバラ色になりしっとりとし、水ぶくれができないのを適度とする。隔日に一回、計産3回。

推拿:拇指点揉法、拇指の指先でツボを圧して円を描くように揉む。強さは重だるい(痛気持ちいい)くらいを適度とする。毎分50~100回、3~5分続ける。毎日1回、計7回。

血海

大腿前内側、膝蓋骨上部内側端の上2寸、大腿内側の筋の隆起部にある。

艾灸:温和灸法、棒灸に火をつけ、ツボから2~3cm離して灸を行う。局部が温熱を感じるようにし、毎回5~10分、皮膚が赤らむのを適度とする。毎日1回、計7回。

推拿:拇指点揉法、拇指の指先でツボを圧して円を描くように揉む。強さは重だるい(痛気持ちいい)くらいを適度とする。毎分50~100回、3~5分続ける。毎日1回、計7回。

関元(かんげん)

下腹部、神闕の下3寸、前側正中線上にある。

艾灸:温和灸法、棒灸に火をつけ、ツボから2~3cm離して灸を行う。局部が温熱を感じるようにし、毎回5~10分、皮膚が赤らむのを適度とする。毎日1回、計7回。

中脘

上腹部、神闕の上4寸、前側正中線上にある。
注:胸骨剣軟骨結合と神闕を結ぶ線の中点。

艾灸:温和灸法、棒灸に火をつけ、ツボから2~3cm離して灸を行う。局部が温熱を感じるようにし、毎回5~10分、皮膚が赤らむのを適度とする。毎日1回、計7回。

推拿:拇指点揉法、拇指の指先でツボを圧して円を描くように揉む。強さは重だるい(痛気持ちいい)くらいを適度とする。毎分50~100回、3~5分続ける。毎日1回、計7回。

○【手到病能除--二十四节气经络穴位养生】(手を下せば病たちどころに癒える 二十四節気の経絡・ツボ・養生)より
○画像と取穴は【世界卫生组织标准针灸经穴定位(中英对照超清版)】 (WHO/WPRO標準経穴部位)によりました。青文字部分は拙訳ですので、不明点があればお知らせください。




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