ここまでは物質的でここからはスピリチュアルだなどということはないのだと聞いたことがあります。まさしくそうだと思います。
すべては神なのであり、すべてはスピリチュアルなのであって、逆に言えば、すべては神でもスピリチュアルでもなく、ただこう在るだけなのです。
だから、何か劇的な超越的なイベントを期待するのは愚かなことです。しかし、それでも、時代の節目節目にはそうした「スピリチュアルな、超越的な」イベントがあっても良かろうとも思うのです。
昔あるスピリチュアルな団体に属している人と話したのですが、上(霊界)の方では良いように計らってくれているので、私たちは無駄なことは考えず、ただ儲ければいいんだと言われビックリしました。そういう考え方もできるんだ・・と思いました(笑)。
いろいろな上(霊界)を作り上げて、そこにお願いしたり、それを利用したり、それを恐れたりするのは勝手ですが、そこには何の誠実さもありません。
霊界が有ろうと無かろうと、スピリチュアルな恩恵が有ろうと無かろうと、個人が世界と直面して、どうやって誠実に生きるかが問われているのだろうと思います。
とはいえ、世界のあまりにも惨い現実や、あまりにも傲慢な人々や、あまりにも無頓着でご都合主義な人々の態度を見ていると、人々の心が洗われてハートが目覚め涙を流すような霊的イベントがあってもいいだろうと願わずにはいられないのです。