氷雨の中、宅急便が届いた。

「寒い中ご苦労様です。大変ですねぇ。」と言うと、

「ええ、朝起きた時からちょっと暗い気持ちになってしまいました。」と言う。

代引きの清算等を終えて、
「いつもありがとうございます。お気をつけて。」と言って見送った。


治療師はたとえ全く症状が軽減しなくても、「ありがとうございました。」と言われる。

それで余計に、どんな仕事に対しても感謝の気持ちを持つべきだと思うのかもしれない。


しかし、私は「ありがとう」教ではない。

「ありがとう」と言ったり思ったりすると運が良くなるなどと言う人々がいるが、
そんな作為的な考え方は大嫌いだ。


飲食店などで急に横柄に振舞う人々がいる。
作業員などに厳しい人々もいる。

私は食堂で育ち、作業員経験も長いから、そういうことは絶対にできない。


「教」になったら腐敗するけれども、
相手の苦労や努力を実感することができれば、自ずと感謝の気持ちが湧いてくるだろう。

天地に感謝するという意識は、また違ったレベルなのだろうけれども。