柔弱が剛強に勝つ (三十六章・七十六章・七十八章)
戦国時代には水攻めという戦術が流行っていたらしい。
それで、柔弱な水が堅強な敵に勝つという考えは一般的だったという。
そして、老子は、国の恥辱と不幸を引き受ける(水のような)人こそ真の王者だと説いている。
また、生き生きしているものは柔らかく、死んでいるものは堅いということからも、
柔弱の優位を説いている。
初仕事でお灸を施しに行くと、
訪問先の奥様が、武道研究家の甲野善紀 氏の記事を見せてくれた。
ウエイトトレーニングや加圧トレーニングは筋肉をいためるそうだ。
スポーツや武道は筋肉隆々の人が強いとは限らない。
むしろしなやかな動きができる方がいいのだろう。
老子は水のような在り方を尊重する。
水は波動を反映しやすいので、水に想念を向けると水の状態が変るという説がある。
そうすると、人間はほとんど水でできているので、想念を持った瞬間に自分自身も変ってしまうわけだ。
だから、表に現れる面だけではなく、常に想念を穏やかに晴れやかにした方がいい。
以前、「あなた怒ったこと有るの?」と聞かれたことがあるが、
私はほとんど瞬間湯沸しのように怒っている・・が早く治まるようになっている。
この場合、体内の水の波動はどうなっているのだろうか?
一方、「内剛外柔でしょう?」と言われたこともある。
内側は頑なだ・・と見抜かれたような気がしてギクッとしたが、
調べてみると「内側は確りしている」という意味で・・
お褒めの言葉だったようだ。
もっとも、褒め殺しということも多々有るが。。