物有り混成し、天地に先立ちて生ず
「混沌たる状態を成すあるものがあり、それは天も地もなかったとき、すでに生じていた。」
楠山春樹著・老子入門・講談社学術文庫
宇宙の初めには何も無かったのではなくて、根源的な何かが有ったということだ。
混沌としていたが全てを含んでいる何かが・・・
そして、実はそれは今も有る。
むしろ、その混沌が基盤になっており、
その基盤の方が実は圧倒的に大きいのだ。
現象世界はその基盤に映し出される一つの夢に過ぎない。
それ故に、聖賢は、「悟りは常に在る。」と言うのだろう。
現象世界や心の迷いの方がむしろ不可思議な現象なのだ。