魂の歌唱! | マーシャルとCRPS

マーシャルとCRPS

激しい痛みや睡眠障害、手足の痺れや焼けるような痛み。

天気や気圧の変化での体調管理は大変ですが、この辛い経験も意味のあることだと思い通院や音楽指導、店と頑張っます。

そんな日々の生活を綴ったブログですが、少しでも共感していただける方がいれば幸いです。

今日、店に私の師匠が来ました。

前に脳梗塞で緊急入院した恩師です。

今は退院していて左半身に麻痺があるためリハビリを受けてます。

恩師は店に入って来るなり「おー、まだ生きとったかぁ、お前もなかなかしぶといな!」と相変わらずの悪態(^^;;

私も「師匠を看取ってから逝きますから、向こうでバンドメンバーを集めといてください!」と言うと大笑いしてました。

それを見て私、思いました!
「この人、まだまだ逝かないな!」と(^^;;

今日は正直、体調は良くなかったのですが師匠から「一曲聴かせろ!」と言われステージに上がりました。

そして師匠から「曲はわかってるよな!」と言われ、昔イヤというほど練習させられたパーシー・スレッジというヴォーカリストの「男が女を愛する時…」という曲を歌いました。
今出せる限界ぎりぎりで…

演奏を聴いている師匠はずっと天井を見上げてました。

演奏が終わった私に師匠が一言
「俺が教えた時より下手になったじゃないか!」と満面の笑みで。

私は「師匠の教えかたが悪かったからですよ!」と返すとまた大笑いして「次来るときはちゃんとベース弾けるようになってろよ!」と言い残し、奥さんに付き添われ帰りました。

ドアを出て行く師匠の背中は少し小さく見えましたが、まだまだこの人から受けた恩は返してないなぁ…
という思いでいっぱいでした。

必ずベースマンとして復活する!と心に決めた夜でした。