娘と私、血の繋がりはありません。
しかも元嫁とその浮気相手との間に出来た子供です。
しかし私は何の疑いもなく元嫁の出産に立ち会い、約一年実の娘として接しました。
そして元嫁の浮気が発覚、しかも相手は私のバンド仲間!
当時は今までの私の人生ではなかった程の憎しみの気持ちで私自身が押しつぶされそうでした。
しかしいきなり娘とは血の繋がりはない!と言われても「はい、そうですか。」と簡単に割り切れるものでもありません。
しかし血の繋がりがない以上、私が引き取るということは出来るはずもなく、一年という短い親子関係は終わってしまいました。
そして私がCRPSという病気を患ったことでいつも心の片隅にずっと気になっていた娘と再会。
SCSのトライアルで入院中に元嫁に連れられて来た娘は高校生になってました。
当然、娘はその時は母親の知り合いと思っていたと思います。
SCSのトライアルを終え、体力をつけようと私のウォーキングコースの大濠公園をウォーキングしていると、公園のベンチに座っている娘を見つけ一緒にベンチに座って、お見舞いのお礼を言うと娘から「私が産まれて一年間は私のお父さんだったんでしょ!」と言われ、一瞬なんと答えようか迷いましたが正直にありのままの事を話しました。
娘も母親からおおまかなことは聞いていたようで「ありがとう」と言う言葉を聞いて、その言葉に胸が締めつけられそうなほど息苦しくなってました。
そして、娘はアルバイトを探していましたが高校一年生ということもあってなかなか雇ってもらえず、落ち込んでいるようだったので私の高校の後輩がやっているコンビニに連れて行き、後輩に雇ってくれるよう頭を下げ後輩も快く引き受けてくれました。
それからは週に一、二度娘と会うよになり私の身体の障害を知った娘は私の家まで掃除や洗濯、食事など時間が許す限り手伝いに来てくれるようになりました。
そして今年に入って元嫁が今の彼氏が埼玉へ転勤になったので「娘は転校もしたくないし福岡から離れたくないと言っているので、ずうずうしい頼みだとはわかっているけど娘を預かってくれないか?」と言われ、元嫁は娘よりも自分のことが第一なんだなぁと思い、そんな母親と暮らすよりは私の方が娘を幸せに出来ると思い、娘を預かることを決心しました。
当然、年頃の娘を預かる以上、半端な気持ちじゃなく14年というブランクはありましたが、本当の父娘という気持ちで今も暮らします。
今では娘は私にとってかけがえのない存在です。
CRPSの痛みで苦しんでいる時もいつもそばにいて、私を励ましてくれます。
本当に私にとってはなくてはならない存在の娘、これからどういう道に進もうと私は誰よりも娘を応援し支え続けます。
今日は素直に娘への気持ちを言えそうだったので、ブログにアップしました。
本当に個人的な内容で申し訳ありません。